My Life, Shoe Life

フェイク感の出し縫い糸

はいどーも、革靴人の鈴木でございます。

昼間と温度差が大きいっすねえ。寒暖差アレルギーがあるような自分にはキツイ日っす( ;∀;)

さて本日はちょっとしたこと。
革靴好きになり始めた方はグッドイヤー製法にこだわる傾向がある気がします。
ぶっちゃけ自分もそうでしたけどね(;・∀・)

でね、ウチの店舗に居らっしゃるお客様にもオーダーついでに「コレってグッドイヤー製法でしょうか?」といった質問をされる方もいらっしゃいます。
正直なところ分解しないと分かりませんけど、パッと見で判断できる場合もあります。

簡易的には以下の2点でも判断できます。
まず分かりやすいのは、出し縫い糸が柔らかそうな場合はグッドイヤーではないかなと。
写真のようにアクリル系っぽくフワっとしている糸では強度が足りず、グッドイヤーだとすると問題になりますからグッドイヤーではないでしょうね。

次に分かりやすいのはラバーソールで糸がソールに出ていない場合、多くはグッドイヤーではないでしょう。
レザーソールならば伏せ縫い(ヒドゥンチャネル)ということもあるでしょうが、そういった高級志向の靴は値段も相応ですし、ある程度価格で判断できます。
ラバーソールであれば、ウェルトとソールの間にミッドソールが必須。
ミッドソールがある場合には出し縫い糸が本物の可能性はありますが、コスト面からそんな面倒な作り方をするのは著名なブーツメーカーなどに限られるかなと。
なので写真のような靴、糸がフワっとしていてミッドソールも無いならば、セメント製法だろうと判断できるわけです。

相応の店舗で購入すれば、製法などはお教えいただけるでしょうが、量販店での微妙な価格帯では分かりませんよね。
革靴沼に入りかけの方で、お手元にある靴の製法で悩まれる方には、ご参考になれば幸いです。
既に沼へずっぽり入った方にとっては「当たり前だろ!」と言われるでしょうが(;・∀・)

ということで、ではでは。

 

革靴が好きで、サラリーマンを辞めて埼玉県上尾市で靴店を営んでます。
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