はいどーも、革靴人の鈴木でございます。
昼間は日が差して暖かったですが、日が暮れると一気に寒くなり足元から冷える今日この頃っす。
一説によると太陽の活動具合が衰えつつあるらしいですが、規模が大きすぎて良く分かりません(;・∀・)
さてさて、本日はハンドソーン製法とグッドイヤー製法の違いについてね。
何が違うの?って聞かれるときもありますが、ハンドソーンが昔からある作り方の基本で、手縫いです。
その製法を機械を用いた大量生産に対応させたのがグッドイヤーです。
イチバン大きな違いは中底かなと。
左がハンドソーンで右がグッドイヤー向けの中底。
似て非なるモノです。
靴の中ですから、外見から差分は見えませんが、まあ違いますよね。
でもってその差異ですが、
価格は、工賃が深く関わります。手縫いで手間が掛かるハンドソーンが高く、機械で時短にもなるグッドイヤーが安い。
履き心地は、足に馴染みやすいハンドソーンが柔らかく、リブテープが硬くなるグッドイヤーが硬い。
こんなこともあるので、ウチで扱う宮城興業カスタムメイドシューズでもハンドソーンの九分仕立て(すくい縫いを手縫いで行い、出し縫いのみ機械縫い)はお高くなります。
ただ、色々な方に言われるのが「一度ハンドを経験するとグッドイヤーに戻れない」と言われます。
やはり足への馴染み方が良いことが要因なんでしょうね。
とはいっても、オーダーする際には注意も必要です。
グッドイヤーと異なり、ハンドソーンは全般的に足の沈み込みが少ないので、サイズ選択がグッドイヤー製法と変わってくることが多いです。
少しフィッティングにはケアが必要なんですよね。
オーダーだけでなく既製靴にも同じことが言えます。
同じメーカーのグッドイヤーとハンドソーンを購入していたとしても履き心地や感覚が別物になったりします。
こうしたことが知識として頭の片隅にあると、購入しやすくなるのかなと。
ハンドソーンの靴で足との一体感を楽しめると、歩行が楽しくなりますよ。
ということで、本日はこの辺で!
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