ラウンドトウの進化

はい、どーも革靴人の鈴木でございます。

 

今日もトウの形。

発音的にはもちろんTwo(トゥー)ではなくToe(トォー)ね( ´∀` )

 

30~50年くらい前の日本では多くの靴がラウンドトウでした。

高度経済成長期においては、どうしても多くの人に靴を提供する必要があり、ウィズが大きめに設計されていき、ラウンドトウがより、大きな円を描くようになっていきました。

結果的に、捨て寸が短いように感じてしまう大き目の靴になったんだと推察しています。

足の実測では26なのに、25サイズや24.5サイズが丁度良い、、、みたいな感じでしょうか。

※なんとなくですが、その頃の木型を連綿と受け継いでいるメーカーは全体的に大き目のような感じがします。

 

 

しかし、最近はそういったデザインのラウンドトウの靴を概ね見かけることは無くなりました。

駅構内で安売りされている、餃子靴などでそういった靴を見かけることもありますが、一般的なショップにはほぼ無いです。

 

 

無闇に大き目なラウンドトウはほとんど亜流になったといってイイでしょう。

 

 

現在ラウンドトウは、捨て寸の設計も見直された靴が多くなっており、洗練されてきましたね。

スクエアに寄せて長めの捨て寸を用いたり、オブリークトウ、尖がらない程度のポインテッドトウなど。

 

これからもスニーカー市場は大きくなるでしょうけども、紳士靴も進化していくと期待しています。

 

ではでは。

革靴人 鈴木

40代まで映像関連会社に勤務。色々あって会社を辞めて靴業界に転身。 かがみ式靴教室で靴の設計を製靴方法などを学び、2019年に法人を立ち上げる。 色々あって上尾市立中央小PTA会長、上尾市PTA連合会副会長、上尾市青少年育成連合会副会長などを歴任。

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