はい、どーも革靴人の鈴木でございます。
アホみたいにコメントにスパムが来ます。
もちろん自動化していてスパムを書き込んでいるんでしょうけど、超絶邪魔( ˘•ω•˘ )
まあね、情報をパブリックに出すためには仕方ないんでしょうけど、それを整理するのが面倒やねえ。
AIさん、早く来てー!
ささ、そんなことは置いておきまして、本日は定休日なので、製作途中だったノルべの靴を久しぶりに引っ張り出してヒール付けをしてます。
動画編集や経理作業もあるんですけど、靴作りもたまには行わないと手が忘れてしまうのでね、、、。
作業中は店舗内がボンドの溶剤臭が残ってまう(;´・ω・)
靴作りについては上手でないので、必然的に時間を掛けて作ることになります。
出し縫いを機械で縫うのが9分仕立てですけどね、このノルべは出し縫いも手縫い。
超絶時間が掛かります( ;∀;)
でもって、今日の作業はヒールの吟積み。
もちろん、1枚ずつ積み上げていきますよぉ。
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ヒール面をヤスリとポンポン(金槌)で平らにする
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ガラスを用いて積上げ側の吟を削る
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DBボンドで貼る
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ポンポンで圧着
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ヒール側面でハミ出た革を包丁で削る
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ヒール側面を木ヤスリで平らにする
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打ち込みで穴を開ける
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ヒールにペース(木製の釘)を14mm間隔で打ち込む
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木ヤスリでペースの余分を削り落とし、面を平らにする
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上に戻って同じことを繰り返す
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鉄製の釘を使うのが最近の主流なんですけど、鉄釘は錆びるんですよ。
錆は革の性質を変化させダメにしてしまうから、実は良くないんですね。
そこで、昔からペース(ペイスともいう)を使うことで、木が水分で膨張して、革の接合を助けるらしいんですね。
先人たちの知恵は凄いなあって思います。
シャンクにも竹を使ったりするメーカーがあるのは、こうしたことからなんでしょう。
作業効率やコストを考えたら、鉄を使うのは理解しますよ。
だって、1枚1枚ペースを打ちながらって面倒ですもの(;^ω^)
既製靴メーカーはこういった工数が掛かることをすっ飛ばして作るようにメーカー毎にカスタムしているんすよね。
それはそれで、企業努力ですから。
さて、なんとか今日中には化粧ヒールまで付けておきましょう。
ここからはさらに面倒な、コテを使ったロウ入れなどがありますけど、幾つか部材が無いんすよねえ。
新たに買わねえと、、、(*_*)
さて、では作業に戻ります。
ではでは。