はい、どーも革靴人の鈴木でございます。
時計のベルトループだけが壊れたもんだから、ベルトごと買いなおそうかと思っておりました。
でもね、
「ループだけだったら、自分で雑に作っても良くね!?」
って思ってしまったんで実行!(‘◇’)ゞ
先ず、手元にあった革で作ったら薄すぎてアカン!!!
でもって革の厚さとか考えるのが面倒になったんで、とにかく厚い革に変更!
※こういうときに短気になっちまう(;´・ω・)
靴の出し縫いで余ったチャンが付いている6本糸を使って
完成!
似合わねえなっと(;・∀・)
ブラックではなくブラウンだったら、もう少しフィットしただろうけどねえ。
でも厚さや頑丈さはバッチリ!
後から良く考えてみたら、これはホーウィン社のクロムエクセルレザーだったわ。
キズが目立つだろうなあ。
ま、面積が小さいから、スルーしますけどね( ´∀` )
ちなみに、ウチは時計のベルトカスタムとかは受け付けないのでね、是非その辺のプロに持ってってくださいm(_ _)m
そんなことを受けて今日は革!
最近は良い革にこだわるブランドが目立っていますね。
個人的にはアノネイの革を前面に推しているスコッチグレインやRAYMARなんかが筆頭でしょうかね。
スコッチグレインの匠シリーズやRAYMARのハンドソーンを磨くと、簡単に光るので嬉しいですよねえ。
反対にもっと、前面に出てきてほしいブランドとしては、木型にこだわるシェットランドフォックス。
なかなか、木型にこだわるのって、ほとんどのブランドが嫌がります。
何故かといえば、ちょっと木型をいじるだけでパターン(型紙)を再度作り直さないといけないからなんです。
リーガル傘下のブランドですが、木型を一から起こすのって大手でも相当な決断なんですよね。
本来は、こうした試みはブランドとしては、もっと尊敬されて良くね?って思います。
一般的にシェットランドフォックスは高級ブランドとして認識はあるでしょうけど、そこまで突き抜けてはいないよなあ。
日比谷の旗艦店以外はリーガルショップ内でこじんまりと売られる程度。
専門店をリーガルとは別に出店するくらいの差別化が欲しいんだけどねえ。
今の日本では
「とにかく革さえ良ければ!」
って思っている人がもしかしたら多いのかもしれませんねえ。
もちろん、テンションが上がる靴は大事ですけど、合わせて足にもフィットする靴でないと「良い靴」とは言えません。
最近、靴好きな人の足を見ると、外反母趾や内反小趾の方が見られました。
もしかしたら、靴が好きな割には足に合ってない靴ばかり履いてね?
って思ったりもしてます。
ぶっちゃけ自分もそうでした( ;∀;)
この辺はマーケットトレンドや自分の願望もあるので、難しいところですねえ。
でもって、ウチで扱っている革はどうか!?
「オーダー=高級革」
って思っている人も稀に見かけますが、残念ながらそうではないです。
もうね、この辺は隠す必要も無いので、言っておきますけど
スタンダートなキップレザーは定番ラインナップです。といってもヨーロッパの著名タンナーのカーフレザーと比較してはいけません。
キップは安価な革ではありませんが、そこまでキメが細かいわけではない。これが正直なところ。
店舗にもサンプルとして幾つか置いていますが、やはりカーフと比較したら当然のように差は出ますね。
先ずは、オーダー靴をお試しで、、、って方には一足目にキップをオススメしてます。まずはこれで感覚をつかんでほしいかな。
でもって、二足目以降にオプションなんかも楽しんでいただきたいですね。
せっかくのオーダーだから良い革の靴が欲しい!って方もいらっしゃいます。
その際には「アノネイ社カーフ」や「国産高級キップ」をオススメしていますね。
ちなみに
左から、アノネイ社カーフ、キップレザー、国産高級キップです。
どの革を使うかは、アナタ次第!!!
ということで、今日はこの辺で!
Have a good weekend!!!