ウレタンソールって修理はどうする?

はい、どーも革靴人の鈴木でございます。

 

既に師走かい!

平成が終わってしまいますねえ。

何故か、悲哀を感じます。

 

さてさて、今日はウレタンソールについて。

廉価な靴にはウレタン系の柔らかいソールを使うことが多いですよね。

一部修理前提で設計されている靴もありますが、大抵は修理をせずに履きつぶすような靴たち。

 

アッパーはどうしてもミシンによる縫製が必要ですから、人の手が必須です。

で、廉価な販売価格にするために、底付け作業を簡略化することが重要。

 

そこで登場するのが、ウレタンソールです。

 

接着剤との相性も良いので、セメント製法でビシっと付ければ、それで終了。

 

まぁ、お手軽!

履きつぶす方にはうってつけ。

 

 

ただね、稀にウレタンソールを使っている靴でも非常に良いアッパーがあったりします。

自分も過去にバングラディシュ製の靴で、凄い光り方をする靴がありました。

 

また、履き心地が上物だったにも関わらず、経年劣化や加水分解でソールだけがダメになった靴はなんとか修理して履きたいですよね。

 

けど、ウレタンソールはやはり履きつぶす為のソールであり、修理前提には作られていません。

 

では、どうするのか?

 

修理屋さんに持ち込んでカスタムしてもらいましょう!

 

そういった修理を受け付けない修理屋さんもありますが、根気よく探してみましょう。

 

必ず、なんとかしてくれるところはありますよ。

 

その際に、必ず修理屋さんに希望を伝えた上で、考えられるリスクなどをキチンと話 し合ってくださいね。

 

 

値段はもちろんですが、履き心地が大幅に変わるかもしれないカスタムでは、事前に話しておくことで、心の準備もできますよ。

 

 

具体的には、底面が加水分解していなければ、ヒールなど部分的に修理してもらうことが可能です。

 

 

ブロックヒールなどを付けてもらい、靴の内側からビス留めしてもらいましょう。

そうすれば、簡単には外れませんから長く履けます。

 

 

また、加水分解したり、底のソールが割れている場合には、お値段は大抵1万円以上かかりますが、

ミッドソールを付けてからお好みの底材を縫ってもらえれば、長く履くことができます。

底材は革底でもラバーでもOKです。

革底だと2万円近くしてしまうかも、、、。

 

 

でもね、思い入れとか、履き心地ってのは完全にプライスレス。

たとえ安く買った靴であっても、それを愛でて大事に履けるアナタの気持ちが素敵だったりしますよぉ。

 

 

ではでは!

革靴人 鈴木

40代まで映像関連会社に勤務。色々あって会社を辞めて靴業界に転身。 かがみ式靴教室で靴の設計を製靴方法などを学び、2019年に法人を立ち上げる。 色々あって上尾市立中央小PTA会長、上尾市PTA連合会副会長、上尾市青少年育成連合会副会長などを歴任。

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