はい、どーも革靴人の鈴木でございます。
夏の酷暑もなんとか終わりまして、秋っぽくなってきましたね。
自分はすくい縫いをガシガシ行っていて、指がマジ痛いこの頃です。
さて、今日はすくい縫いが不要のセメント製法による靴のお話。
自分に合っているセメント靴は、ずばりハシュパピー(Hush Puppies)だったりします。
現在日本で売られているのは、大塚製靴によるライセンス製品でしょう。
実は昨年、大塚製靴日吉工場最後のアウトレットに赴きましてね、そこで履いたハシュパピーが非常に良かったんですね。
ウレタン底が少し固めで、地面の感覚がしっかりと足に伝わり、しかも爪先から甲に掛けてしっかりホールドしてくれるので、踵が浮くこともない。
「すげー、いいなあ!」
と思いつつ、大塚製靴ブランドのグッドイヤー/伏せ縫い/カラス仕上げの靴を買ってしまったので、追加購入は止めておきました(笑)
さすがにね、靴買いすぎですからね。
ちなみに自分が長年履いていたのは、大塚製靴のハシュパピーではないんですね。
20数年前アメリカの安売りスーパーで購入した外羽根スウェード黒のUチップ。
実は、この靴も上記大塚製靴のハシュパピーを履いた時と同じような感覚だったんですね。
その時期、いつもナイキのスニーカーを履いていて、小さめを履いても踵がスポって抜ける時がありました。
もちろん、靴に詳しくない時期ですから、製法とか一切分かりませんでしたけど、ハシュパピーを履いてみて踵が抜けないといったことが衝撃でした。
もう、そのハシュパピーは売ってしまったので、手元にはありませんが、良い靴でしたね。
昔の革が良質だったということもあるでしょうが、非常に毛足がしっかりしている革で、靴の型崩れなどもほとんど無かったですね。
断続的に履いていたので、アウトソールの加水分解も一切無かったです。
20年以上、自分の足を守ってくれましたからマジ感謝っす。
セメント靴にはセメント靴の良さがありますから、また購入しようと画策しておりますよ(笑)
秋が近づいてきたので、おもわずスウェードの靴を思い出してしまいましたが、
本来スウェードの靴は秋冬向きではないってのが靴好きの常識ではあります。
そのあたりはまた今度!
ではでは!