革、革、革、、、

はい、どーも革靴人の鈴木でございます。

 

今回は靴のアッパー素材になる革について。

アッパーを作る際の革選びはズバリ大変。

先ずは購入。

 

個人で購入する場合と法人でガッツリ購入する場合では大きく異なります。

今回は自分が行っている枚数が少ない購入について。

 

自分の場合には少し遠いですけど浅草まで向かいます。

なぜかと言うと、実際に目で見ないとコシとか分からないからね。

 

でもって、浅草には皮革販売店は沢山ありますけど、個人で購入できる店舗は限定。

どこでも小売りをしているんじゃないんですね。

 

小売りできる店舗はググってみると、なんとなくですが分かります。

分からない場合には電話して聞いてみましょう。

 

でね、自分の場合にはお店に入ると、目標とする皮革を速攻で店員さんに伝えます。

「紳士靴を作りたいのですが、黒のマットっぽい革はありますか?」

 

 

そうすると、店員さんが在庫を把握しているので、コレコレと幾つか見繕ってくれます。

希に半端モノの革だと、

「コレ2枚とも買ってくれたらデシ単価を下げると」

なんて言ってくれます。

1枚、2枚しかない革だと持っているよりも早く捌きたい時もあるようですから。

 

グダグダ見ていても、楽しいですが、店員さんとコミュニケーションをとると色々と店員さんから面白い革情報も聞けますよ。

 

 

でもって通常紳士靴を作るための革は、コシがしっかりある革でなければいけません。

そうすると、木型から外しても、ピシっとした形を維持して、型崩れしにくい靴になります。

 

 

とはいっても、狙ってコシが無い革を使う場合もあります。

パドローネっぽいクタっとした靴にはコシが無い革の方が良いですね。

子供用や女性用の靴も同様です。

 

最近流行ってる、メンズライクなレディースはどうなんでしょうかね。やはりコシがしっかりしている革でしょうか。

 

ちなみに、機械ではなく手で釣り込む場合には、ガラス系の革は釣り込みにくいです。

革とその上にある樹脂素材が層になっているので、シワになり易いんですね。

今自分もガラス革にチャレンジしてますが、シワになりますねえ(^_^;)

 

 

靴作りでなくても、趣味がレザークラフトっていう方でも直接お店に行って、色々と見てみましょう。

レザーにも流行り廃りがあるので、見るだけでも楽しいですよぉ。

 

ではでは。

革靴人 鈴木

40代まで映像関連会社に勤務。色々あって会社を辞めて靴業界に転身。 かがみ式靴教室で靴の設計を製靴方法などを学び、2019年に法人を立ち上げる。 色々あって上尾市立中央小PTA会長、上尾市PTA連合会副会長、上尾市青少年育成連合会副会長などを歴任。

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