はい、どーも革靴人の鈴木でございます。
カスタムメイドシューズは色々なデザインと革選びができるので、楽しいですね。
お客様からデザイン別の爪先形状について質問があったので、書いておきます。
ES:ラウンドトウ
CS:チゼルトウ
MD:オブリークトウ
それぞれ特徴的な爪先ではあるのですが、
今回書くのは、爪先の捨て寸について。
捨て寸の役割ってのは、色々あるんですけど
靴の中で動く足の逃げ場だったり、歩きやすい靴の爪先形状を維持する為だったり、と意外に大事。
でもって、上記カスタムメイドシューズの捨て寸ですが、
MD<ES<CS
という順番に概ね約5mmずつ捨て寸が長くなっています。
もちろんサイズにより捨て寸のボリュームは異なりますが、MDとCSでは10mmも差分があるんですよ。
ですので、
ESのラウンドトウを履いていた人がCSをオーダーすると、ロングノーズ気味に感じることがあり、
ESのラウンドトウを履いていた人がMDをオーダーすると、寸足らずに感じることがあります。
特にウチに来る足が細い方がCSを発注すると、とても顕著にロングノーズ感は出ますね。
B、C、Dあたりの木型を注文する方には、あえて伝えておきますよ。
ではでは!