ウェルトのエイジングとか普通じゃねえけど

はい、どーも革靴人の鈴木でございます。

 

お客様の靴紹介も動画にしたいと思いまして編集しておりましたが、終わらない(;・∀・)

明日とりあえず、一本上げたいところ、、、

 

 

さて、今日はウェルトのエイジングについてね。

 

ウェルトのエイジングなんて聞いたことないって人も多いのではないでしょうか。

 

一般的な靴屋さんでもアッパーのエイジングについては言うかもしれませんが、

ウェルトにこだわるお店なんて少ないでしょうから仕方ないところです。

 

 

通常、革靴のウェルトってのは濃茶や黒で塗られております。

ウェルトの仕上げ方法はメーカーによってバラバラですけど、染料/顔料/ワックスなどで仕上げております。

ウェルトが濃い色の革靴ではエイジングといっても、キズくらいしかエイジングを実感できないっすよね。

しかもキズが目立ち、塗りつぶすのが面倒!、、、みたいな感じになります。

 

 

今日紹介するウェルトは革生地のまま仕上げたモノ。

こういった仕上げだとキズもほとんど放置プレイしても、粋な感じでエイジングするんすよ。

 

でね写真を載せてみました。

上が新品の靴。下が3年履き続けた靴。

 

キズも毛羽だったままですけど、使い込まれたヌメ革財布のように飴色になります。

 

 

このウェルトが生地仕上げ。

新品の方は、幼い子供。見た目は綺麗ですけど、酸いも甘いも知らない状態(;・∀・)

履き続けることでシワも入るし、傷もできます。

履く人の喜怒哀楽と共に、靴も少しずつ成長し、深みを出し、徐々に変化していきます。

 

 

この部分が黒や濃茶などでは実感できないですが、生地仕上げや薄茶仕上げの靴だと、

エイジングが良く分かります。

 

使い捨てではない靴だからこそ、一緒に成長し、かけがえのないパートナーとして足を守って彩ってくれるような気がします。

 

ベージュのような明るい革色やスエード素材ではウェルトを薄茶や生地をそのまま見せる方法で仕上げるのも多いです。

もし、そういった靴をお持ちでしたら、大切にエイジングしてみてはいかがでしょうか。

 

アッパー以外の、こういったエイジングも良いですよ。

 

ココまでくると普通じゃねえよな。

間違いない。

 

 

ということで、また!

革靴人 鈴木

40代まで映像関連会社に勤務。色々あって会社を辞めて靴業界に転身。 かがみ式靴教室で靴の設計を製靴方法などを学び、2019年に法人を立ち上げる。 色々あって上尾市立中央小PTA会長、上尾市PTA連合会副会長、上尾市青少年育成連合会副会長などを歴任。

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