はい、どーも革靴人の鈴木でございます。
税金とか健康保険料とか会社を持つと大変ですけども、
反面リーマン時代では分からなかった事が多くわかるんで、なかなか新鮮な体験も多いですね。
公共機関の塩対応にも慣れましたよ(;・∀・)
愚痴っても面白くないので、本日はシューツリーについて。
ネジ式などもありますが、今回は一般的なツインチューブって呼ばれているタイプ。
高い靴でも安い靴でも、シューツリーを使っておくとシワも伸びて気持ちよく履けますし、長持ちしますね。
靴メーカーが販売している専用シューツリーを用いるのが良いですけど、
全てのメーカーが専用ツリーを販売しているとも限らず、リーズナブルなサードパーティー製を使うことも多くなりますな。
そうすると大抵サイズ感はマチマチだったりしますね。
上の写真にもある通り、メーカーによって形はどれもバラバラ。
なんとなくですけど、5,000円以上のモノになってくると、踵部分を細く削ってある感じがありますね。
逆に安いと踵部分は太いっすね。削りが甘いモノもありますので、あからさまに価格相応ってことでしょう。
amazonなどで購入するにしても、安めシューツリーでは靴とのフィット感に難しい場合があるってことを理解しておくと良いんですけど、
レビューを見ても、サイズ感のクレームがすげえ多いっすよね。
靴メーカーによって靴の形やサイズが違うのは当然なのに、シューツリーメーカーに通販でサイズ感を期待するのはちょっと酷かなと。
どうしてもサイズ感を確認したい場合、自分は靴を持って東急ハンズに行きまして、店員さんに「試着しても大丈夫っすか?」って聞いて試します。
もちろん、そこでサイズ感がOKなモノを必ず購入しますよ。後日それと同じモノを通販で購入することもありますけど、、、(;´∀`)
甲部のサイズ感が概ね合っているという前提で、理想的なシューツリーのテンションについて書くと、
爪先部分を入れてから、シューキーパーの踵部分を軽く押し込む程度で、テンションがほどよく効く程度ですね。
踵の金具を持ち上げても抜けない程度ならば大丈夫かなと。
サイズ感が合っていれば、かるーくテンションが掛かるだけで十分なんですね。
シューツリーを入れるだけで、甲部分のシワが伸び、全体の形状を崩さないよう靴全体を落ち着かせてくれます。
シューツリーと踵に隙間が空いているようであれば、シューツリーサイズが小さすぎです。
シューツリーをチカラいっぱい押し込み、踵に必要非常のテンションが掛かっているなら、サイズが大きすぎ。
多くの人が「靴の革を伸ばす」ということを注視するあまり、大き目を使っている方も多いみたいですね。
チカラ任せに思いっきり押し込んでいる動画もyoutubeなどで散見されますが、あれってどうなんだろう?
靴磨きしている短時間ならまだいいだろうけどね。
踵部分が大きすぎるシューツリーを、ずーっと入れてたら強力なテンションが掛かり、履き口が型崩れするだろうなあ。
特に踵の内部に仕込まれている月型(カウンター)の型崩れは必至。踵のホールド感が薄まる可能性もあるでしょう。
特にウチの店に来るような、足が細い人にとっては、履き口の型崩れは致命的!
靴が脱げやすくなってしまうので、要注意です。
「シワさえ伸びれば型崩れなんか、どーでもイイワ!」
って人は居ないと思うので、是非とも大き目のシューツリーをお持ちの方は注意してくださいね。
木製だったら、木ヤスリで削れるので、面倒でも調整した方が良いっすよ。
ということで、ではでは。