はい、どーも革靴人の鈴木でございます。
本日というか、日付変わったから昨日か。履いていたのは、REGAL TOKYOのW938。
イタリアンカーフを用いたパンチドキャップトウっすね。
購入したのは5年くらいになるのかな。
以前にも紹介したかもしれませんが革を鞣す際に仕上げ材を塗っていない、素上げと呼ばれる革を使っている靴。
革本来が持つまだら感が残っているんですよね。
ダークブラウンの渋い感じですが、しばらくケアしてなかったから爪先が擦れだらけ(;´∀`)
しかも全体的にしらっちゃけてますなあ(;’∀’)
この靴のケアでは水性クリーナーしか使っていませんでしたが
今回はガッツリと溶剤系クリーナーでスッピンにしてみました。
サフィールのレノマットリムーバーやブートブラックのツーフェイスローションなどが代表的でしょうか。
溶剤系は毛穴まで綺麗になりますが、革にとっては良いわけではありませんから、溶剤系クリーナーの使用頻度は低めで良いかと。
生きてる人間のように皮膚が生まれ変わるわけではありませんからね。
クリーナーを十分乾かしたらデリケートクリームと、ブートブラックのナチュラルのみを塗り込むだけ。
しっかりと吸い上げてくれるんですよね。
以前はこの靴でも鏡面磨きをしていましたが、もうしませんね。
革表面の雰囲気がそのまま出るので、そこを楽しみたくなってんです。
薄化粧みたいなもんでしょうか( ´∀` )
残念ながら皮革原皮の質低下が厳しい昨今では、素上げの革は多く作られていません。
コードバンやカーフのように、素上げっていう革自体も、今後貴重になるのかなあ。
この革は本当に面白いんだけどねえ、、、
ちなみに、この靴は購入店でウィズが2E程度と言われておりましたね。
もちろん、自分の細い足囲とは合わず、フィット感を重視した結果
購入したサイズは24.5だったりします、、、自分本来のサイズは26.0、、、
細い足で既製靴から選ぶと、どうしてもね「、、、( ;∀;)
既製靴ってのは、誰かの足に合わせた木型を用いて作った靴。
他人に合うことはあり得ない。
せめて、足長+ウィズを合わせるだけで「足にとって良い靴」になれる可能性が高まるんすよ。
あとは、テンションが上がる革を使って「気持ちにとって良い靴」になれば、なおよし!
個人的にはキップ革でも十分すぎるんだけど、革靴愛好家には「最低でもアノネイのカーフ」って人も居る。
「足にとって良い靴」である上に「気持ちにとって良い靴」っていうように両方を叶える靴ってのは難しいんですねえ。
勝手ながら頑張ります!
ではでは。
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