はい、どーも革靴人の鈴木でございます。
とっくに年始気分なんかどこかにいってる( ´▽`)
実は仕上げないといけない靴がありまして、その作業に追われてるのよね(^_^;)
でもって今日のテーマは、靴底の色付けについて。
革底には色を付けられますが、色々な仕上げ方法があったりします。
といっても仕上げ方法は流儀により千差万別だったりするので、特に正解も不正解も無かったりします。
たとえば、革自体の風味を生かすために生成り風に仕上げるためには、手製靴の場合「ふのり」「ワックス」ってのを使い。手でガシガシ磨きます。
機械式のグッドイヤー製法で作っている工場などで、生成り風に仕上げるためには、「ふのり」を使わず、ワックスを付けてバフで一気に磨き上げます。
靴底を茶色、濃茶、黒で仕上げるには、手製靴の場合ウェルトを付ける前から色を塗っておきます。ウェルトの色塗りには「早染めインク」を塗り乾いてから「コバ用インク」を塗ります。そこからウェルトをアッパーにすくい縫いで付けていき底付けした後に、コバや底面に「早染めインク」「コバ用インク」を塗ります。
機械式で作っている工場では色々な仕上げ方をするようですね。ウェルトも革底も生成りのままで底付けしてから、コバ部分のみを「コバ用インク」を手で塗り、底は生成り風に仕上げるところもありますね。また塗料をエアーブラシを用いて、ウェルトや底面に一気に吹き付けて仕上げる場合もあります。
こういったのはそれぞれの工場で培った方法があり、見ると違いがあるので楽しいですよね。
今後機会があれば、色々な工場で仕上げ部分を拝見させていただきたいなと(*゚▽゚*)
ということで、この辺で!チャオ!