はい、どーも革靴人の鈴木でございます。
靴をアウトレットで購入する人も多いですよね。
国内メーカーは国内で正規品を販売するのが、ビジネスのメインストリームですけど、
アウトレットを使って、余剰品やサンプル靴などを現金化することも結構大事だったりします。
この辺は色々な経営方針もあったりしますけどね(*゚▽゚*)
リーガルやスコッチグレインはアウトレット店舗を持っておりますよね。
数量が多くて、見ているだけでも楽しいです。
大塚製靴や宮城興業はアウトレット店舗を持っておりません。
年に数回、色々な場所を借りて、アウトレット販売会を行っております。
こちらは数量が少ない為、サイズが合わない場合も多かったり(^_^;)
大塚製靴は東京、千葉、神奈川で行うことがほとんどですね。
でもって、宮城興業。
過去に自分は2度ほど宮城興業のアウトレット販売会に赴きました。
以前の靴旅でも、ざっくりと書きましたよね。
今回はそれの補足的な感じです。
同社アウトレットのほとんどが山形県内で行われております。
場所は本社工場内、県内イベント会場、県内ホテル内などですね。
経営的な視点もあるかもしれませんが、同社の山形県への恩返しがあるのだろうと、勝手ながら思っております。
宮城興業は文字通り宮城県で創業しましたが、戦時中は山形県に疎開して、そのまま残ったという歴史があります。
そうして、宮城興業を生き残して育ててくれた山形県への感謝からアウトレットは県内なのかなと、、、。
個人的な想像ですけどね( ´▽`)
でもって、宮城興業で販売しているアウトレット商品について。
同社の製靴技術は長年に渡って信頼を得ていることから、色々な販路を持っております。
ですので、宮城興業の名前が入りつつも色々なブランドとコラボしているんですね。
そうした中で出てくる試作品やオーダー会の為に作ったサンプルなどが結構あるそうです。
特に新しい革が届くと釣り込みなどを試す為に、サンプル靴を作るらしいですが、もちろん売り物にはしないらしいっす。
聞いた話だと、サンプルで作ることが多いサイズは25だそうです。
ちなみに今回の写真は、百貨店向けや大手靴販売店向けに作っているDOVERシリーズ。
宮城興業の名前はもちろん入ってますけど、それよりも大きくDOVERという文字がデカデカ入っております。
外羽根のUチップ。
革は型押し革。
ソールは和創良靴にはないゴツめのソール、コマンドソールに似てる感じね。
アッパーの革は顔料っぽい仕上げ材で加工されているようなので、革自体のクオリティは高いように感じませんが、ガシガシ履いて大丈夫な厚めの革。
自分が一番最初にオーダーした際に、コンビの一部で使った革と同じだと思います。
ただね、やはり履き心地は安定してて、良いですね。
ソールがごっつい分、背が高くなった気がしますが、数歩ですが歩いて「イイ感じっす」ってなりました。
ただ、自分の足には少し幅が大きいんですよねぇ。これはどこも同じ。
最終的にこの日は自分の足サイズに合う5足を買いましたよ。
もちろん、全て自分用です。
なんでこんなことを書くかっていうと、
宮城興業から届くアウトレット販売会をお知らせするメールに、最近下記文言が加わったからです。
「転売目的のご購入はお断りしております」
これ、俺じゃねえよ!って言いたかったから(笑)
転売する人は、試し履きとかしないでしょうよ。
自宅近くからレンタカーで行ったので、本当はもっと買いたかったですけど、家族の目もありますしね(笑)
一応お支払いについてお伝えしておきますと、クレジットカードが使えますからね、クレカ持ちの人は現金を持っていかなくても大丈夫っすよ。
ではでは!