おはようございます、革靴人の鈴木でございます。
長い期間空き店舗があり「ここで靴屋を営みたいなあ」と思っておりました。
3年くらい空いていましたかね。
しかし突然、なにかのオフィスが入りました。
残念!
ですけど、これは仕方ないっすね。
こっちはまだまだ靴屋としての準備ができていないですから。
準備が整ったら、そのうち店舗の方からやって来てくれるだろうと思っておきます(*゚▽゚*)
でもって、今日の靴はイギリスの名門チャーチ(Church’s)です。
といっても今日の写真はチャーチだけどチャーチでない靴。
ややこしいナゾナゾは面倒なんで、先に答えを書きますけど、
これね、
PRADA
なんです。
もうね、ヨーロッパでは有名な靴ブランドは片っ端からアパレルブランドに吸収されていますね。
時代の流れでしょうか。
有名タンナーも著名な工房も吸収され続けております。
そしてチャーチもPRADAグループ傘下でね、PRADA名義で発信される靴の中でチャーチ工場で製作される靴も多い。
今回の靴はチャーチの133木型を用いたオブリークっぽい外羽根プレーントウ。
チャーチお得意のポリッシュ系バインダーカーフらしいです。
チャーチファンに色々と言われそうですけど、すげえ簡単に言うと、ガラス系の革に近似ですね。
革自体がカーフを用いていることに加え、表面の樹脂加工が薄いのが特徴ですから、ガラス革よりも質感はしっかりと伝わります。
ただ、ぱっと見はガラス革といえます。
で、どこに違いがあるのか???
知人から預かった靴ですけど、これ履き始めは硬くってかなり痛かったらしいっす。
硬くて厚めのガラス革だと、そんなことはよくありますね。
ただ、この靴は履きなれてくると足型にカチッとハマる感じで歩き心地が良いらしいです。しかも、見た目もガラス革よりも柔和なのにも関わらず、手入れはスムースレザーほど気にしないでも大丈夫。
知人曰く、
最強
だと言ってました(・∀・)
チャーチすげー!
って思ったんですけど、
ね、チャーチではないんです。
あくまで
PRADA
なんですね。
これからも、こういった靴がアパレルブランド名義で販売されるんでしょうね。
いやぁ、時代だなあ。
ではでは。