はい、どーも革靴人の鈴木でございます。
靴教室で習ったことを、あまりお伝えしていないなぁ、、、と思ったので表題のようなことを書いてみようかと。
写真の赤丸で囲ってある箇所はデザインしてはいけない場所なんです。
歩行時に足が非常に曲がる箇所であり、よく革靴にシワが入る箇所です。
簡単に言ってしまうと、この箇所にはミシン目を入れてはダメらしいんですね。
もちろん、羽根が入ってはダメですし、オシャレなラインを甲で描いているモンクストラップもありますが、
この部分に掛かってはダメらしいです。
なぜか!?
上記でも書いてあるとおり、足における非常に大きな屈曲部なので、そこに何らかのミシン目があったりすると足にも靴にも負荷がかかってしまうんですね。
オシャレだからといって、ここにデザインを入れてしまうと、そのミシン目を徐々に壊す恐れがあります。ウィングチップの飾り穴部分がここに届いているものがありますが、変な箇所にシワが入ってませんか?
そこにストラップがあれば、屈曲の度に負荷がかかり、そのストラップを引きちぎるかもしれません。
また、この部分で足が擦れて皮が剥けたりしませんか?
是非、そういった靴があればじっくり見てあげてください。
ちなみにツーシームやモカなどは、側面で縦に入っているデザインですから、屈曲に対してはそれほど影響はありません。
問題になるのは大抵、横に入っているデザインですね。
靴の屈曲部におけるシワの入り方を気にする人がいますよね。
是非、そういった方はシワの入り方が妙な靴を良く見てあげてください。
設計がおかしくなっていませんか?
もしくは自分の足長に合っていますか?※サイズが合っていない場合、屈曲部がズレますから、変な箇所に入ることもあります。
靴好きな人ほど、靴にかける時間は多いと思います。
是非ね、そういった設計部分にも目を向けてもらえると嬉しいですね。
ではでは。