はい、どーも革靴人の鈴木でございます。
どの業界でも同じなんですけど、靴メーカーでも働いている人も不満が多いんですよね。
婦人靴を作っている方からこんな話を聞いたことがあります。
「製靴スキルが無い人をパートに雇っているから、簡単な靴しか作れない」
「木型や設計にコストをかけていないから、完成した靴がダメすぎる」
「安い靴しか作っていないから、先輩方の技術が活用されていない」
「給料が安すぎ!」
まあ、イチバン最後の言葉が全てかもしれません。
今は「安い靴しか売れない」時代といえます。多くの靴メーカー経営陣はコストを下げることが喫緊の課題ですから、どうしても上のような不満に行き着いてしまうんでしょうね。
こういった業界のルールを変えるか、それともルールに従うのかは、靴業界の中にいる人が決めるしかありません。
市場が多様化する現在、一極集中するヒット商品は出にくいでしょう。
そうした多様化に対応できなければ、淘汰されるメーカーも出てくるでしょう。
だからこそ、色々な変化を遂げるメーカーが出てくるのかなと。
今後、靴業界の変革が個人的には楽しみです。
良い方向に行くと良いなあ。