靴を知らない靴バイヤーが結構多いって本当なのかな、、、

はいどーも、革靴人の鈴木でございます。

 

まだまだ、残暑というか、、、暑い!しかも天候が不安定。

まぁ、昔も滝のような雷雨でも「夕立ち」という呼び名でしたが、今の呼び名はゲリラ豪雨とか節操が無い名前に変わりましたね(´Д`;)

こんな時に靴磨きをすると、汗だくになりますな(・∀・)

靴に汗が付かないように気を付ける日々です。

 

靴関連に興味を持ってから、靴やさんの店員さんや、メーカーの方、職人の方など話をする機会があり、色々な楽しい話や裏話も含めて聞いております。

 

その中で、結構残念な話を聞くのがユーザーと繋がる可能性が高いショップのバイヤーもしくは仕入れ担当の方々について。

 

全てのバイヤーではないのでしょうが、結構な確率で、靴の知識が無い方って多いらしいのですよね。

おそらく、インパクトがあるから多いようにかんじるんでしょうけどね。

 

靴ブランドやその属性についての知識はあるものの、靴の構造や足へのフィッティングには興味が無いようで、靴メーカーの方々はすごく残念がってました。

せっかくメーカー側が、フィッティングを重視した木型の靴を企画しても、色々な言葉を発せられて、困っているみたいです。

 

「ラバーソールは有名メーカーで作れ。ダイナイトかリッジウェイにして。もちろん、値段は以前より下げて!」

→ブランド名優先らしいけど、値段は据え置きすら許さないらしい。

 

「革は国産だとインパクトないから、ヨーロッパの有名タンナー産を使って。もちろん値段はそのままで。」

→革は有名ブランド傘下なので、良い革は本当に手に入らない。でもね、バイヤーにはそんなこと関係ないしね。

 

「設計はどーでも良いから、新しい木型を使え!」

→新しい木型を使っているってのを言いたいらしい、、、でもフィッティングとか設計とか考えないと意味無くね?

 

「足入れの際に顧客から文句を言われたくないから、必ず3Eで作って」

→なんだかんだで、ユーザーは歩行時ではなく、足入れの感覚だけで買う人が多いので、これは仕方ないらしい。でもね、このままでは市場自体が不幸だよなぁ、、、。

 

 

もちろんね、バイヤーのみなさんもユーザーの為を思っての言葉もあるでしょうけど、メーカー担当の言葉を聞いていると、ユーザーと協業で市場を作るという感じではないっすねえ。

バイヤーさんも良い知識を持っている人が多いのでしょうが、なかなか、そういう人は表に出てこないのかもしれません。

この辺は何が正しいというわけではないですが、幾つかの靴メーカーからは似たような残念な声が聞こえるのは事実だったりします。

日本の市場が少しずつ良い方向に変わっていくと良いですねえ。

 

 

ちなみに、今日履いていた靴は、スコッチグレインの匠シリーズ。

アノネイの革を使ったダブルモンク。色はネイビー。

革は素敵。ただ残念ながらスコッチグレインの木型は自分の足には合わない、、、orz

 

 

スコッチグレインは自社で木型を管理しているそうなので、そのうち新しい木型ができて、自分に少しでも合ってくれると良いなぁ(*゚▽゚*)

 

ではでは。

革靴人 鈴木

40代まで映像関連会社に勤務。色々あって会社を辞めて靴業界に転身。 かがみ式靴教室で靴の設計を製靴方法などを学び、2019年に法人を立ち上げる。 色々あって上尾市立中央小PTA会長、上尾市PTA連合会副会長、上尾市青少年育成連合会副会長などを歴任。

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