はい、どーも革靴人の鈴木でございます。
今日は家で色々と作業中。椅子にずっと座っていたので身体がきしみます(゜ロ゜)
今日は革靴の輸入には切っても切れない関税のお話。
関税は特恵関税とかTQ枠とか使えば安くなったりする場合もあるんだけど、こういった仕組みは商社のように大きい規模でビジネスを展開しているところに直接的に関係するかな。
かなり専門的なんだけど、今回はスルーで。
でもって一般的に、革靴を新規で輸入しようとすると個人でも法人でも下記の税率or税額が問答無用で必須。
金額の30%もしくは4,300円
どちらか高いほうの金額を日本政府に納めることになります。
すげえ良い靴を20,000円で輸入したら、6,000円も関税を払うことになる。
26,000円に流通や販売コストを乗せたら、幾らで販売することになる?
この税金は高い!高すぎる!(;´Д`)
でもこれが事実なんですね。
特に他の革製品と比べても靴だけ異常に高いっつーの。
これは日本国内の産業を守るってのが言い分らしいですね。
日本国内の産業やそれに携わる人を守る!だそうな。
個人的な意見ですが、それってどうよ!?って思います。
日本政府の方針で国内の靴産業は農業と同じく関税政策によって守られているようですが、それで本当にその業界って発展してる?
その業界の人はそれでハッピーなの?
残念ながら
そうじゃなくね?(;´д`)
靴産業と農業に共通するのは、、、
収益性低迷
魅力不足
後継者不足
結果
毎年廃業が多い
ってところか。
これで良いの?
ダメっしょ。
日本の力強さは、海外からの圧力があったときに、生き残る為に力をアホなくらい発揮する意地と根性じゃねえの?
それを発揮させて世界最強の業界に育て上げるのが、大事なんじゃねえの?
と偉そうに自分が妄想しております(*゚▽゚*)
東京にあるブランド化された靴メーカーで働く知人がガチでこんなことを言ってました。
「TPPで関税が無くなってヨーロッパから安い靴が大漁に入ってきたらウチもヤバイし、多くのメーカーもシンドくなる」
個人的には、そのメーカーは全然ヤバくない。
靴のクオリティやそこの靴を履いてくれる人への思いが多くのユーザーに届いていて、非常に厚い信頼を得ている。
そんな素敵なメーカーであれば、そう簡単にはヤバイ状況にはならんでしょう。
ただね、なんとなくフワフワっとした感じで運営されている靴メーカーはどうなるんだろうね?
TPPにネガティブなイメージを持つよりも、ここをチャンスと思って、しっかりと前を向く会社を作りたいと思ってますわ。
自分の会社は小商い程度のビジネス規模なのでそんなに大層なことは言えないけどね”(°°;)””((;°°)”
簡単に言ってしまうと、TPPはあくまでビジネスを行う上での仕組み。
品質や信頼に直結するものではないからこそ、うまく利用するのがありかなと思う。
どの業界にしたって、輸出入しているならば、契約、円高、円安、決済方法、紛争リスク、産業スパイ…
影響を受けることは山ほどあるけど、会社の品格に直接影響するものって、どれだけある?
無くね?
大事なのは、その会社の覚悟。
ジョンロブ、チャーチ、エドワードグリーンの靴がTPPで日本で今よりも安く売られるようになれば、日本のメーカーと同一線上で戦うことになり、これってユーザーからしてみれば良いこと。
で、そうなったら日本のメーカーはどうする?
ってだけの話なのよね。
さて、起業準備するか( ´▽`)
ではでは。